武庫川女子大学社会情報学部 行動科学研究室

【概要】

本研究室では,社会調査データを用いた実証分析(量的研究)に取り組んでいます.具体的には,「人々の行動や意識,態度のメカニズム」,「その行動,意識,態度が与える影響」について,社会調査データを用いて統計分析を行います.

文理を問わず知的好奇心のある人だと,研究室活動もより楽しくなると思います.たとえば,「なぜ親は子どもに投資するのか」とか「なぜ結婚したら夫婦は一緒に住むのか」など,素朴な疑問でもよいので自分なりの疑問を持って研究できる人が望ましいです.裏を返せば,統計やプログラミングの得意不得意は関係ありません.

積極的に社会の謎解きに取り組もうとする人はぜひ来て下さい!

【メンバー】

2025年4月より始まった研究室です.現在は3年生13名が在籍しています.

【ゼミの内容】

卒業基礎研究:この科目は通期の科目で,前期はいくつかの新書を輪読しながら社会で問題となっているテーマについて考えを深めるとともに,文章を読解するトレーニングを行います.2025年前期は『コンビニは通える引きこもりたち』,『体験格差』,『映画を早送りで観る人たち』の3冊を読みました.後期は卒論に向けて,自らのテーマに合わせて論文を持ち寄り,全員で検討していきます.

卒業基礎演習1:この科目では,社会情報学部で身につけることが推奨されるソフトウェアの使い方を復習した後に,1-2年次に学習した統計学の知識を復習し,実際にRを用いてデータ分析してもらいます.これらのプロセスを通じて,計量社会学の基本的な知識を身につけることを目標とします.分析結果の読み方を身につけることで,後期の卒業基礎研究で論文を読解する際に解釈しやすくなることが期待できます.